ベルフェイスデモ体験 アスクルサイト 補助金 助成金 診断

BOSSブログ

2024.06.11 【ビジネス変革②】

今日も曇り時々晴れ予報の火曜日🌥

 

(前回より)↓

https://www.kond.co.jp/presidentblog/presidentblog-21641/

 

事務処理のシステム化と共にスチール家具が売れ出す。また、事務用機械も新たな変化が起きる。当時のコピー機はジアゾ式の湿式機械が主流だった。いわゆる「青焼き」というヤツだ。皆さんも設計図面などで見た事があるだろう。感光紙に現像液を塗るので、事務用としては手間がかかる。

その後、次第に乾式コピーが普及する。近藤商会は三田工業(現在の京セラ)の電子リコピーを採用した。国産技術で開発された最初の乾式コピー機だ。仕入れ先は内田洋行の札幌支店、総発売元だった。

また、ちょっと面白いモノでは、シンクロリーダー「メモが書ける録音用紙」という画期的商品がキャノンから発売されたらしい。

1963年には、法改正により小切手の記入方式が横書きになる。これでチェックライターの需要が急速に伸びた。理科教育振興法もそうだったが、一つの法改正によりビジネスのチャンスというのは大きく拡がるものだ。

大きなウェイブをどう乗り切るか?で企業の将来が乗り切ると言われた時代である。こうして新しい事務機器やスチール製家具の波を着実にキャッチした営業活動で、函館および室蘭エリアで新規開拓活動が活性化していく。

濱さんの述懐によると、「私の鞄の中には常に機械油が入っていた。訪問した客先で電動計算機の音が不自然だったら、他社が納入したモノでも油を差して修復したものだ。また、玄関のドアが軋むようであれば、蝶番に油を差して、それから事務所に入って挨拶を始めたものだ。」

おそらく、こうしたエピソードは努力した社員の数分だけあっただろう。それだけ、新規開拓活動するのは工夫が必要だという事だ。それは昔も今も変わらないと思う。

伝票やノートに書く・机の上で書く・ハンコを押す・ホチキスで留める・ファイルに綴じる・書類を保管する・コピー機で印刷する…

この時代、ビジネスの主体は全て「紙」だったのだ。

 

※オマケ

IMG_4359

↑理由は無いけど、機嫌の悪いポッキー🐶♬😁(笑)