年末調整廃止?全員確定申告?
最近のハラハラしてならないニュースの一つがデジタル相による「年末調整を廃止、国民みんな確定申告」というトピックです。
絶対やるというわけではなさそうですが、検討のテーブルに乗ろうとしているので、良いのか…悪いのか…。
というわけでモヤっとするので、ちょっと考えてみたいと思います。
<まずはそれぞれによって、懸念されることを書き出してみよう>
■年末調整が廃止
→ 特別徴収はどうなるのか?
各人が確定申告をするのであれば、各人で納付するのか?
税金徴収の効率化という観点から(政府側の)特別徴収は継続しそう。
→ 月々の所得税の源泉徴収はしないの?
これも上記と同じく、源泉徴収はしそう。
→ 年末調整の計算や準備の時間が無くなるということでいいのか?また別の事務処理が発生するのか?
廃止するのであれば無くなりそう。だがしかし、年末の最終給与ないし賞与後の源泉徴収票の従業員への配布を急ぐ必要がありそう。
■国民全員確定申告(全部漢字ですね)
→おそらく、オンライン確定申告を推奨するだろう
→マイナンバーが必要だ(必要でしたよね?)
確か、事前にオンライン確定申告をするための登録が必要だった気がする。(5年前ぐらいの記憶だと)
→税務署が大変なのではないか?
→確定申告の期日は同じなのか、伸ばすのか?
→全員ができる体制作りがそもそも難しいのでは?
デバイス、知識、あとやる気という気持ちの面が特に。
というわけで、「企業側」目線では「年末調整計算・準備」はもしかしたら無くなる可能性があるという部分はメリットがありますが、
源泉徴収票の従業員への配布は急がなければならないかもしれませんね。
予測では特別徴収も継続されそうなので、まあそうですか。という感じでしょうか。
「個人」の目線では、現在の自分が確定申告を行うことは特にハードルは無いように思います。
しかしながら、歳を取った自分、気力の湧かない自分になった際にちゃんと確定申告できるかな?という不安があります。
ふるさと納税、医療費などその他の控除を受けられるものを過不足なく申告し、徴収又は還付を受けるのは社会的にはメリットかなと思います。
どっちに転んでもいいように税金知識は常にアップデートが必要ですね!
そして、もう秋になりそうですが、まだ間に合います。年末調整は今年こそクラウド化はいかがでしょうか?
昨日は、Kond×OBC×CMJ共同開催のイベントに多くのお客様にご来場いただきました。
年末調整クラウドはもちろんのこと、請求書電子化や法定調書などなど各種クラウドサービスの導入で業務改善はいかがでしょうか?
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DX事業グループT木でした。