災害に強い会社を目指しましょう ー ヒヤリハット
ヒヤリハット
安全大会などで聞いたことあると思います
「ヒヤリハット」とは
重大な災害や事故に直結する一歩手前の出来事を指します
例えば作業中に「ヒヤリ」としたり、「ハッ」としたりするような危険な状況が起こったが、
事故や災害には至らなかった事象のことです
この概念はリスクマネジメントの一環として非常に重要なのです
ヒヤリハットを報告し分析することで、重大な事故を未然に防ぐこともできます
例えばオフィスでのヒヤリハット事例としては
FAXやメールの誤送信、送信手前で間違いに気づいた
床に置かれた備品につまずいて転倒しそうになった
データの整理をしていたら、大切な情報までゴミ箱に移していた
などが挙げられそれぞれ事象に対して大小のリスクが伴います
誤送信は個人情報や技術情報など流出の恐れ
転倒は本人の怪我、労働災害の恐れ
大切な情報は...無くなったら元に戻りません
コワイですね
ヒヤリハットもそうですが、実際に事故があって正直に報告する割合は
なんと40%程度、半分以下なんです
みなさん
ちゃんと正直に報告しましょう
さて
今回は皆さんを取り巻くリスクについての考え方を紹介します
これを知っているとリスクの見える化ができる、かも
まず4つのフェーズに分けてみましょう
【特定】顕在潜在どんなリスクがいくつありますか
【分析】リスクとなる原因、発生確率、影響の大きさは
【評価】影響度が大きい、発生確率が高いリスクはどれか
【対応】回避・軽減・移転・受容 を組合せ対策する
【対応】でまた4つでてきましたね、ココ大事ですから紹介します
【回避】リスクを発生させない対策
根本を排除すれば損失はありません、必要性の低い取り組みやリスクにリターンが見合わなければ
リスク回避の選択が対策となります
例 ○○事業には大きなリスクがあるけど辞めても影響は小さいから辞めよう
【軽減】リスクのダメージを少なくさせる対策
機密情報を扱いますから、事業を進める上で避けらないことはリスクの低減で対策します
例 ①社員教育や誰でもアクセスできないように、意識と管理面合わせて行う
②大切な情報はバックアップ、【321ルール】で正しく保護
3つのコピー、2つの媒体に記録、1つはオフラインかつ遠隔地
【移転】リスクの影響を他に移す対策
リスクの影響を第三者へ移す対策です、リスク共有ともいいます
リソースやコストの問題で自社だけで充分な対策ができないときにリスクの移転を選択します
例 業務委託、保険、クラウドサービスなど外部サービスの利用
【受容】はリスクを受け入れる対策です
そのままです。影響度が低い、発生確率が低いリスクに対して受け入れます
お金や業務の負担がリスクを上回るようでは取り組む意味を持ちません
ガチガチ過ぎる対策はかえって良くない事もありますから、置かれている環境と立場を考慮してバランスよく対応することが大切ですね
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