ガーミン復活
ICT中村です。
ガーミンは復活、スマホで表示されなかった7月25日のスコアも表示されるようになりました(発表するようなスコアではありません)。
やはり原因は「ランサムウェア」でデータを暗号化し解除のための身代金を求めるという攻撃のようです。
ガーミンはこの復旧のための「復号キー」を入手し解決したようですが、身代金を払ったかどうかは明らかになっていません。
ロシアのハッキンググループが疑われているようですが、このハッカーはアメリカ財務省から既に制裁処置を受けているそうで、身代金を払った場合は違法になるそうです(でも、きっと払っている)。
ガーミンの障害はゴルフウオッチのスコア記録だけでなく、航空機や船舶用のGPSサービスにも障害が発生し影響が拡大しました。
身代金を払ったかどうかは別にしてもこの復旧のために多大な労力と費用が掛かったことは確かです。そしてこのことによりガーミンの株価は急落、企業価値を落とすことになりました。
大企業だけでなく、中小企業も標的にされています。セキュリティが甘い企業を経由して本丸へ忍び込む手口もあります。
サイバーの世界ではキチンと装備をしてバックアップを取って、教育をしても十分ということはないのかもしれませんが、出来ることは最大限やらなければなりません。
政治家や芸能人、政府・行政も利用している一方でアカウントハッキングや、デマの拡散やなりすまし・誹謗・中傷の悪質な利用が問題になっているTwitterや、TikTokを経由した不正な情報収集の問題など怖い話ばかりですが、よく注意をして付き合っていかなければなりません。
ガーミンユーザーとして、今回のことを教訓に、ゴルフとともに当社の情報セキュリティのレベルをしっかり上げようと考えている次第です。